「SDGs(エスディージーズ)」とは、2015年に国連が全会一致で採択した
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称です。
「貧困をなくす」
「気候変動に具体的な対策を」
「産業と技術革新の基盤をつくる」といった大きな17のグローバル目標と、
それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。
いま海外では「収益と社会貢献・社会課題の解決は対立するものではなく、
両立されるべきもの」という概念や考え方が広がりつつあり、
SDGsに関する取り組みを、企業戦略の中核に据えて推進している企業が増えています。
国内においても環境省や外務省など省庁の動きに続き、
2017年には経団連が「企業行動憲章」として
SDGsのワンパッケージモデルを踏襲し、改定されました。
2018年には日本各地の自治体29都市
2019年にはさらに31の自治体が「SDGs未来都市」として選定されました。
今やSDGsは世界だけでなく、日本でも「共通言語」として浸透してきています。
SDGs 17の目標
あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
飢餓に終止符を打ち、食糧の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する
すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る
すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する
すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
すべての人々のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワークを推進する
レジリエントなインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図る
国内および国家間の不平等を是正する
都市と人間の居住地を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする
持続可能な消費と生産のパターンを確保する
気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る
海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する
陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る
持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する
持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
”SDGs”は「17の目標」と、それに基づく「169のターゲット」で構成されています。
SDGsの目標をみると、自分たちには関係ないな、と感じるかもしれません。
でも、そうではないのです。
みなさんが今既に取り組んでいる問題や
これから取り組もうとしてる問題があるとしたら
それがSDGsの中の「どの目標」に繋がるものなのか、少し考えてみてください。
例えば、買い物。
たくさんのモノの中から、
「フェアトレード」のモノを選ぶ。
それだけで「12.つくる責任 つかう責任」の
「つかう責任」のアクションなのです。
このように、普段の生活の中で
SDGsのアクションがとれるのです。
17の目標と169のターゲットについてはこちらの外務省のページで詳しく紹介されています。